毛虫皮膚炎

毛虫皮膚炎は、毒毛を持つ蛾(ガ)の幼虫(毛虫)との接触によって生じる皮膚炎です。

毒毛は、①毒針毛(どくしんもう)と②毒棘(どくきょく)の2種類のタイプがあります。
毒針毛:直接毛虫に触れなくても、風などの軽微な刺激によって自然と毛虫から抜けることで皮膚や衣服などに付着します。その付着部分を手などでこすったりすることで皮膚に刺さるとされています。
毒棘:毒針毛とは異なり自然と毛虫から抜けることはなく、毛虫に直接触れることによって毒液が皮膚に注入されます。

原因

①ドクガ科のドクガやチャドクガ、カレハガ科のマツカレハなどの幼虫の毒針毛の毒成分に対するアレルギー反応。
②イラガ科のイラガやヒロへリアオイラガなどの幼虫の毒棘の毒成分の化学的刺激、アレルギー反応。

症状

①毒針毛による皮膚炎は、強い痒み(掻痒)を伴う赤色のポツポツ(紅色丘疹)が多発します。
②毒棘による皮膚炎は、痛み(疼痛)、皮膚の膨らみ(膨疹)、痒みを伴う赤み(掻痒性紅斑)が生じます。

当院の治療

外用薬:ステロイド外用剤
内服薬:抗アレルギー剤  症状がひどい場合には、ステロイド内服も併用します。
必要に応じて、毒毛針を粘着テープで除去する場合もあります。

生活上の注意点

・毛虫を見つけた時は、近寄らないようにしましょう。
・毛虫皮膚炎に罹患した場合は、痒くても皮膚を掻かずにすぐに皮膚科を受診しましょう。(皮膚を掻いてしまうと赤みが全身に広がる可能性があります。)