オムツかぶれ

おむつを着用している皮膚に起こる「接触性皮膚炎」の1つです。
そもそもおむつを着用することで、おむつ内は高温・多湿な状態となり、皮膚がしんなりした状態(浸軟)
となっており、皮膚のバリア機能が低下しておりおむつ皮膚炎を生じやすい状況となっております。
また、おむつかぶれに似た症状としてカンジタ真菌による感染症があります。

原因

① おしりに付着している尿や便の成分によるかぶれ
② おしりを拭く時の摩擦によるかぶれ
③ おしりが十分に乾いていないうちにおむつを履かせていることによるかぶれ
④ 紙おむつの素材や形状(特にギャザー部分のしめつけや成分によるかぶれ)や布おむつの状態
が赤ちゃんの肌と相性が悪いことによるかぶれ

症状

おむつと直接触れている肌の部分が炎症を起こして赤み(紅斑)が生じます。また、赤いプツプツ(丘疹)、小さな水ぶくれ(小水疱)、小さな膿だまり(小膿疱)が出現し、悪化すると皮膚の表面がむけて(表皮剥離)、ただれる(皮膚ビラン)こともあります。
また、痒みや痛みを伴い、ただれた部分(皮膚ビラン部)から出血する場合もあります。

当院の治療

外用薬:非ステロイド外用剤、亜鉛華軟膏、ワセリンなど
炎症が強い場合は、弱めのステロイド外用薬
真菌感染が疑われる場合は、抗真菌外用剤を処方します。

生活上の注意点

・ おむつの汚れをこまめにチェックし、できるだけ頻回に取り替えましょう。
・おむつ交換時はゴシゴシこすらないようにそっと拭いたり、お湯で洗い流したりしましょう。
また、お湯で温めたガーゼやコットンでおしりを拭くのも効果的です。
・ お風呂上りやおむつ交換の後は、おむつを外しておしりを乾かしてから交換しましょう。
・今使っている紙おむつとは別のメーカーのおむつを試してみましょう。
また、布おむつの素材は綿や麻、バンブー等いろいろな種類のものがありますが、せっかくの肌に優しい素材を活かすためにも、乾いた時に固くなってしまわないように気をつけましょう。さらに、布おむつは排尿後の通気性がよくないので、おしりが蒸れてしまわないように、こまめにチェックしましょう。