ほくろ(色素性母斑)とは?

ほくろ

ほくろは母斑細胞が主に真皮内で増殖した良性の腫瘍です。

症状

褐色ないし黒色で時に正常皮膚色の色素斑あるいは腫瘤で、表面は平ら~半球状であり、場合によっては硬毛を伴います。

隆起したほくろ
平らなほくろ

原因

メラノサイト(メラニンという色素を産生する細胞)系細胞である母斑細胞が異常に増殖することが原因とされています。

治療方法

隆起しているほくろの場合

炭酸ガス(CO2)レーザー
治療時間は1~3分程度で、除去後の皮膚は丸くへこみますが2~3週間位で皮膚が盛り上がります。その後は多少赤みが残る場合がありますが、半年くらいで大分軽減されます。
また、ケロイド体質の方は除去後に線維が増殖して傷が盛り上がる場合があります。その場合はステロイドの外用剤や局所注射、ケロイドに有効なレーザーを使用し、目立たなくする治療も行います。

平らなほくろの場合

Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー(アレックス)
2~3週間毎に平均3~4回照射します。色の薄いほくろに関しては1度の照射でかなり色が消退します。もし、2~3週間間隔で来院できない場合は間隔をおいても構いません。

治療を受ける上での注意点

治療前の注意

  • 18歳未満の方でレーザー治療を受けられる場合、保護者様の承諾が必要になります。治療をご希望の場合は、初回時には保護者様に同伴していただき、親権者同意書に署名をいただきます。
  • 保険治療となるか自費治療となるかは医師の診察の判断となります。

治療後のケア

炭酸ガス(CO2)レーザー:
隆起しているほくろの場合

切除当日から次の受診日までの期間に、レーザー照射部分に対して抗生物質含有の軟膏を1日あたり2回ほど塗り、テープで保護して頂きます。次回受診日の目安としては、10~14日後となります。レーザー照射によりへこんだ皮膚はこの期間に徐々に盛り上がっていきます。最終的な皮膚の完全修復には個人差もありますが約1か月ほどかかる場合が多いです。尚、当日より入浴、洗顔、化粧は可能ですが強くこすらないように注意してください。

Qスイッチアレキサンドライトレーザー(アレックス):
平らなほくろの場合

感染および炎症を抑えるために抗生物質配合のステロイド軟膏を1日あたり2回ほど、3日間塗って頂きます。尚、当日より、入浴、洗顔は可能ですが強くこすらないように注意してください。また、カサブタは無理に剥がさないように注意してください。照射目安としては、2〜3週間毎です。

治療の流れ

炭酸ガス(CO2)レーザー:
隆起しているほくろの場合

  1. 医師の診察時に炭酸ガスレーザーでの除去が的確と判断された場合には、診察後に看護師が患者さんのご希望に合わせて切除の日時を事前に決めさせていただきます。そして後日、医師が施術し、切除いたします
  2. 切除当日は、事前にお渡ししている局所麻酔テープを施術開始予定時間の約2時間前に、切除部位に貼っていただきます。
  3. 施術開始予定時間の30分前にご来院頂き、医師によりほくろを切除させて頂きます。切除の際に、痛みが強い際には追加での局所麻酔薬注入も可能ですので、医師にお伝えください。
  4. ほくろ切除後は、抗生剤軟膏を塗りテープを貼り終了です。
    ※基本的には自費治療となりますが、医師の判断により保険治療になるケースもあります。

Qスイッチアレキサンドライトレーザー(アレックス):
平らなほくろの場合

  1. 事前の予約などは不要ですので、医師の診察後に看護師がレーザーを照射いたします。照射後はステロイド軟膏を塗り終了です。尚、照射時には輪ゴムで弾かれるような軽度の痛みが生じます。
    ※自費治療となります。

よくあるご質問

ほくろの取り方について教えてください。

隆起性のものには炭酸ガスレーザー、平坦のものにはQスイッチレーザーを用いることで、メスによる切除などで生じる傷跡などを気にすることなく除去することが可能です。
炭酸ガスレーザーに関しては、基本的に一度の処置にてほくろを除去致します。
Qスイッチレーザーに関しては、個人差がありますが平均3〜5回ほどの照射が必要になります。2〜3週間隔を空けての照射が可能です。
尚、ほくろの形状や、レーザーによる除去がどうしても難しい場合や、悪性腫瘍などが疑われる場合は、医師の判断により大きな病院に紹介させていただくことがございます。

ほくろ除去は、保険治療でしょうか?もしくは、自費治療でしょうか?

基本的には自費治療としております。
しかし、ほくろにより何らかの機能的問題がある場合には保険治療となることがあります。
例)
・目の近くにあり、視野の邪魔になる。
・ひげを剃るときに引っかかって、出血することがある。
・洋服を着脱するときに引っかかる。
などがあります。そのため、一度診察時に医師にご相談ください。

ほくろ除去をする際には、予約が可能でしょうか?

ほくろ除去に関しては、まず医師が診察を行い治療の方針を決定していきます。炭酸ガスレーザーによる除去となった場合は、除去を行う日程について看護師から聴取があり、その後説明がありますので、その日のうちに施術はできません。後日、予約日に来院していただき医師が施術します。
Qスイッチレーザーによる除去の場合は、当日予約なしで看護師が照射します。

ほくろ除去のお値段を教えてください。

・隆起性のほくろに関して、炭酸ガスレーザーによるほくろ除去の場合は、ほくろ1個につき16,500円(税込)です。

・平坦なほくろに関して、Qスイッチレーザーにてほくろを薄くしていきます。この治療は1回あたり2~3mm大のレーザー1照射ごとに330円(税込)です。この治療を3~5回程度行います。

・自費治療となる場合は全額自己負担となります。

炭酸ガス(CO2)レーザーによるほくろを除去する際の施術当日の流れを教えてください。

術前診察後の看護師からの説明時にお渡ししている麻酔シールを、施術開始予定時間の2時間前に貼っていただきます。予約時間の30分前にご来院いただき、受付にお声がけいただきます。
施術時間になりましたらご案内があります。その後医師による施術となります。
尚、麻酔シールのみではどうしても痛みが強い場合は追加で局所麻酔薬注入を行う場合もございます。施術時間は約5分程度ですので、大きな負担はございません。

ほくろは何歳から除去することができますか?

基本的に制限はありません。18歳未満の場合は、最初に保護者様からも同意書をいただいております。

ほくろを取った後の処置について教えてください。

傷口はこすらないようにしてください。洗顔などは普通にしていただいて構いません。傷口には軟膏をつけてください。 カサブタは無理に剥がさないように注意してください。

炭酸ガス(CO2)レーザーによるほくろ除去でのリスクを教えてください。

・ほくろ除去後、へこんだ部分の皮膚が盛り上がってくるまでに約1か月ほどかかります。

・傷が埋まった後に 赤みが1〜3ヶ月ほど続くことがあります。

・患者様の体質によっては、ケロイドや肥厚性瘢痕が生じることがあります。そのため、事前にケロイド体質がある方は、当院スタッフ、または医師までお知らせください。

・傷が埋まった後に炎症後色素沈着という皮膚が一時的に黒くなることがあります。消失するまでに個人差があり、約半年ほど続く場合があります。

・ほくろ再発のリスクがあります。

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