白斑

白斑とは?

白斑

尋常性白斑(白なまず病)とは皮膚の色素が減少ないし消失するため、皮膚の色が抜けてしまう状態を指します。身体の皮膚どこでも生じる可能性があります。

症状

尋常性白斑は大きく分けて3タイプあります。
・全身に左右対称に現れる
・部分的に1~数個現れる
・皮膚の神経に沿って現れる


尋常性白斑そのもので生命に危険が及ぶことはないと言われています。また、他人に病気が広がることもありません。

原因

メラニンと呼ばれる色素の量が皮膚の色を決めています。メラニンは皮膚の表皮に存在するメラノサイトと呼ばれる細胞によって作られています。

尋常性白斑は何らかの原因でメラノサイトが減少・消失し、十分な量のメラニンが作られなくなったことで発症すると考えられています。

治療方法

■外用薬
ステロイド剤、ビタミンD3外用剤、カルプロニウム塩化物(アロビックス)、カンタリスチンキなどを症状に合わせて適宜、外用していただきます。

内服薬
グリチロンなど

紫外線療法
症状の出ている部分にエキシマライトという紫外線を照射する治療法です。週1回の治療で複数回行なっていくことで改善が見込まれます。

この記事を書いた人

宗大先生

つくば・土浦鶴町皮膚科クリニック副院長
流山鶴町皮膚科・小児科クリニック 皮膚科担当医師
鶴町 宗大 医師
◆皮膚科専門医 ◆レーザー専門医 ◆医学博士