粉瘤(ふんりゅう)

粉瘤(ふんりゅう)とは?

粉瘤

粉瘤とは、皮膚の中に角質や皮脂がたまった袋が形成されるものです。良性の皮膚腫瘍で、自然になくなることもありますが、徐々に大きくなることが多いです。

症状

自覚症状はなく全身のどこにでも発症します。ドーム状の1~2cm(ときに10cm以上)の大きさで、しこりのように皮膚が盛りあがっています。中央に小さな穴があり、押すと白い角質が悪臭を放ちウニョウニョと出てきます。基本的には痛みや痒みはありませんが、化膿すると赤く腫れ、痛みが生じます。

治療方法

内部の貯留物(角質など)を切開し、排出します。また、化膿により炎症が強い場合には抗生物質の内服薬と外用薬を処方いたします。

根治的な切除を希望する場合には、皮膚腫瘍切除を行います。

この記事を書いた人

宗大先生

つくば・土浦鶴町皮膚科クリニック副院長
流山鶴町皮膚科・小児科クリニック 皮膚科担当医師
鶴町 宗大 医師
◆皮膚科専門医 ◆レーザー専門医 ◆医学博士