鶏眼(うおのめ)・胼胝(たこ)とは?
鶏眼・胼胝とは、手や足の特定の部位に圧が反復性に加わることにより生じる角質の肥厚のことです。特に、足の裏(足底)においては、足の変形などで靴が合わなくなっている状況で、歩行などの反復刺激を行うことが原因となり生じます。
鶏眼は角質肥厚部が魚の目のように見えるもので“うおのめ”、胼胝は圧迫の加わる場所が盛り上がっているもので“たこ”と呼ばれます。
症状
鶏眼・胼胝どちらも角質の肥厚ですが、鶏眼は小型の角化病変があり、その中央に芯を有するために、圧迫により強い痛みを生じます。
しかし、胼胝は刺激を受けた部分全体の皮膚が厚く硬くなって盛り上がり、鶏眼と違って痛みの少ないことが多いです。
治療方法
カミソリ、メス、ハサミなどで厚い角質を取り除きます。特に、鶏眼は硬い芯の部分をしっかりと取ることで痛みを取り除くことが可能です。
また、サリチル酸ワセリンという角質軟化剤を含有した貼付剤(スピール膏)を貼ることで、硬い角層を柔らかくします。