蜂アレルギー(ハチ刺傷によるアレルギー)|症状・対処法・エピペン処方

蜂アレルギー(ハチ刺傷によるアレルギー)とは?

蜂(ハチ)に刺された際、蜂毒に対する免疫反応で症状が出る状態です。
蜂刺され後に、赤み・腫れ・かゆみなどの皮膚症状で済むことも多い一方で、体質によっては全身症状(アナフィラキシー)を起こし、命に関わることがあります。
屋外活動が多い方(農作業・庭仕事・キャンプ・部活動など)は注意が必要です。

症状

①局所反応(刺された部位の症状)
刺された部位を中心に

  • 赤み、腫れ、痛み
  • かゆみ、熱感
    などが起こります。数時間〜数日で落ち着くことが多いですが、腫れが大きい場合は数日〜1週間ほど続くこともあります。

②全身症状(アナフィラキシー)※緊急
以下が出た場合は、すぐに対応が必要です。

  • 息苦しさ、ゼーゼーする
  • 全身のじんましん、強いかゆみ
  • くちびる・まぶたの腫れ
  • のどの違和感、声が出しづらい
  • 吐き気、腹痛、下痢
  • めまい、ぐったりする、意識が遠のく
  • 血圧低下 など

治療方法

<保険治療>

局所反応に対して:

ステロイド外用薬:赤み・腫れ・かゆみを抑えます。

抗ヒスタミン薬内服:かゆみ・じんましんなど腫れを抑えます。

ステロイド内服薬:腫れなどの症状が強い場合に炎症をより強く抑えるために使用します。

・全身症状(アナフィラキシー)に対して:

入院等の専門的な治療が必要になるケースが多いので、救急車を必ず呼んでください。

手元にエピペン(アドレナリン自己注射薬)がある場合には、ためらわずエピペンを使用した上で救急車を呼んでください。

エピペン処方について(当院で対応可能)

エピペン(アドレナリン自己注射薬)とは?

蜂刺傷によるアナフィラキシーが起きた際、症状の進行を抑えるために使用する緊急の注射薬です。

エピペン処方をおすすめする方

  • 過去に蜂に刺されて全身症状(息苦しさ・じんましん・血圧低下など)が出た
  • 蜂刺傷で救急受診や入院歴がある
  • 屋外活動が多く、蜂に刺されるリスクが高い
    (農作業、林業、建設、釣り、ゴルフ、登山、キャンプなど)

※必要性は、症状や既往を伺い医師が判断します。また、年齢等によりエピペンの投与量が変わります。

蜂アレルギーが心配な方へ

蜂刺傷後の腫れ・赤みが強い方や、過去に全身症状が出た方は早めにご相談ください。
当院では、皮膚症状の治療に加え、必要な方にはエピペン処方と使用指導を行っています。

蜂に刺された既往がある方は、症状の程度に応じて今後の対策(エピペン携帯など)を医師と適宜相談しましょう。

この記事を書いた人

宗大先生

つくば・土浦鶴町皮膚科クリニック副院長
流山鶴町皮膚科・小児科クリニック 皮膚科担当医師
鶴町 宗大 医師
◆皮膚科専門医 ◆レーザー専門医 ◆医学博士