蕁麻疹とは?
蕁麻疹(じんましん)とは、突然激しい痒みを伴う円形(だ円形)あるいは地図状に皮膚の赤み(紅斑)や皮膚の浮腫(膨疹)を認める疾患です。
全身どこにでも生じる可能性があります。
一般的に、皮疹は数時間~24時間以内に消退し、出現期間は数週間で治る「急性蕁麻疹」であることが多いです。しかし、4週間以上も皮疹出現期間が継続する「慢性蕁麻疹」へと移行することもあります。
症状
全身どこにでも発生する激しい痒みを伴う皮膚の赤み(紅斑)や皮膚の浮腫(膨疹)を一過性・限局性に認めます。
原因
肥満細胞(マスト細胞)からヒスタミンなどの化学伝達物質が、何かしらの誘引により放出されます。この結果、血管透過性が亢進し、痒みとともに皮膚の下層(真皮)に浮腫が生じます。
この肥満細胞の活性化に関与する誘引としては、物理的刺激、食事、運動、発汗、精神的ストレス、細胞感染、全身性疾患、薬などが存在します。
※実際に蕁麻疹の原因を特定できないケースが大半です。
治療方法
■内服薬
第一選択:抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬の内服
重症の場合:ステロイド内服
■外用薬
抗アレルギー剤・クロタミトン(オイラックスクリーム)外用など
■注射
重症・難治性の場合:生物製剤であるオマリズマブ(商品名:ゾレア):抗IgE抗体製剤の注射
オマリズマブの費用などに関しては、以下の公式サイトをご覧ください。
http://www.okusuri.novartis.co.jp/xolair
治療を受ける上での注意点
特記事項なし