プラセンタ注射とは?
プラセンタは英語で胎盤(母体と赤ちゃんとを結ぶ場所)のことを意味します。胎児の発育に必要不可欠であり、必要なあらゆる栄養物質(たんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラル・細胞の活性化を促す成長因子など)が含まれているといわれています。
実際、胎盤はわずか10ヶ月の期間において、1個の受精卵から最終的には平均3kgの胎児にまで育て上げます。これらの有効成分が、新陳代謝を促し、血行促進、肌のシミ、シワ、たるみなどを改善し、若々しく透明感あふれる美肌へと導きます。
また、ホルモンバランスを整える効果も期待できるため、更年期のお悩みや不眠症、肩こりにもおすすめです。尚、医薬品のプラセンタは、全て厚生労働省の認可を受けた安全なヒト胎盤エキスを使用しています。
【所要時間】
・メルスモン(保険治療・自費治療)
皮下注射なので約1分
※メルスモンに限っては、更年期障害の場合には保険適応になります。(おおむね、40~60歳が対象)
・ラエンネック(自費治療)
皮下注射もしくは静脈注射や点滴を行います。
概ね静脈注射であれば2分前後、点滴であれば30分から1時間程の時間がかかります。
【頻度目安】
1週間に1~3回程度(疲れや体の調子に応じて増減しましょう)
※プラセンタカプセル
医薬品ではなくサプリメントですが、なかなか注射に来られない方、長期の旅行に出かける方、注射が苦手な方などにオススメです。
このような方におすすめ
- ホットフラッシュ、火照りなど更年期障害が気になる方
- 生理不順が気になる方
- 肌のくすみ、シミ、シワが気になる方
- 肌荒れを落ち着かせたい方
- 疲れを取りたい方
治療の流れ
プラセンタを含む注射希望の場合は予約不要ですので、診察時間内に当院を受診してください。診察時に、ご希望の注射に関して医師にご相談ください。尚、プラセンタを含む点滴希望の場合には予約が必要となりますので、事前のご予約をお願いします。
医師の診察後、処置の番になりましたら、看護師が処置ブースもしくは点滴ブースにご案内致します。
注射もしくは点滴が終わりましたら、お会計をしていただき終了です。
治療を受ける上での注意点
厚生労働省の方針により、プラセンタ注射を受けた人は献血ができません。また、骨髄移植を他人にすることができなくなり、骨髄バンクに登録できなくなります。すでに骨髄バンクに登録している方は、登録の取り消しを行う必要があります。
さらに、臓器移植を他人にするこができなくなります。尚、臓器移植については、移植を担当する医師の判断によっては、他人に移植できる場合もあります。
治療を受けることが難しい方
当薬物に過敏症のある方
料金表
メルスモン(皮下注射) 1筒(1回につき) | ¥1,650 ※自費の場合 |
メルスモン(皮下注射) 2筒(1回につき) | ¥2,200 ※自費の場合 |
ラエンネック(皮下注射) 1筒(1回につき) | ¥1,650 ※自費の場合 |
ラエンネック(皮下注射) 2筒(1回につき) | ¥2,200 ※自費の場合 |
よくあるご質問
そもそもプラセンタとは、人間の胎児を育てる「胎盤」から作られた薬です。効果としては、体の細胞を若返らせることが期待されており、エイジングケア、美肌、疲労回復に繋がります。当院のプラセンタ注射は、メルスモンとラエンネックの2剤を採用しております。メルスモンは、更年期障害改善、美肌効果、疲労回復効果などが知られています。また、ラエンネックは肝機能改善効果もあります。尚、更年期障害とは、ホットフラッシュ、動悸、微熱、多汗、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、不眠、疲労感、情緒不安定、不安感やイライラ、抑うつ気分など精神的な症状を認めます。
現時点では、重大な副作用は報告されていないので、安心して治療を受けて頂くことが可能です。また、感染症(B型肝炎、C型肝炎、エイズ:HIV、成人T細胞白血病など)のない健康なヒト胎盤を原料とし何重にも感染症対策を行った安全な製剤であるので、既知の感染症に罹患する可能性はありません。しかし、今後見つかるかもしれない未知の病原体への安全性は確立されておりません。
症状が軽快するまでは週1回の通院がお勧めです。症状改善後には、注射頻度を下げていただいて構いません。
メルスモンは、更年期障害に保険適応があります。そのため、当院では概ね40歳から60歳前後の方で、更年期障害と認められた場合には保険内で治療をしております。そのためメルスモンの保険適応があるかについては、直接診察時に医師にご相談ください。ラエンネックに関しては、肝機能障害に保険適応があります。しかし、当院では肝機能障害を専門的に治療している医院ではないため、基本的には自費診療にて対応させていただいております。