帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは?

帯状疱疹

帯状疱疹は、加齢やストレス、疲労などで免疫力が低下すると神経に沿って痛みを伴いながら発疹と水疱(水ぶくれ)が起きる病気です。
発疹が治っても長期に痛みが続く帯状疱疹後神経痛(PHN)や、発症した場所によっては、稀に視力の低下、難聴、運動麻痺などの後遺症が残ることもあります。

症状

神経分布領域に一致して神経痛、知覚異常、痒みなどが初めの数日間続いた後、紅斑(皮膚の赤み)、赤い丘疹(小さな皮膚の盛り上がり)や水疱(水ぶくれ)が神経の走行に沿って帯状に出現する病気です。

その後紅斑の上に、小水疱(水ぶくれ)が多発します。水疱は約1週間で破れて、約2週間でカサブタとなり、約3週間でカサブタは脱落して治癒します。

気をつけなければならない合併症

以下の症状が心配される場合は眼科、耳鼻科、内科、泌尿器科などへ紹介も考慮させて頂きます。

顔面の帯状疱疹

皮疹が出ている側の顔面神経麻痺(顔の動かしにくさ)、味覚障害、内耳障害(聞こえにくさ)、目の角膜障害が起きることがあります。

腹部の帯状疱疹

腹筋の麻痺により腹部の膨隆や膨満感や便秘(イレウス症状)が起きることがあります。

下腹部の帯状疱疹

膀胱直腸障害がみられ、尿閉(尿が出にくい状態)が起きることがあります。

ウイルス性髄膜炎、脳炎

高熱、ひどい頭痛が見られることがあります。 

その他注意点

・基本的に終生免疫がつくため一生に一度しか発症しないと言われております。稀に、二度かかる方もいます。

・痛みの程度には個人差がありますが、チクチクとした違和感を感じる軽い方から、夜も眠れないほどの激痛を認める方もいます。

・多くの方は、皮疹の治癒と同時に疼痛も消失します。しかし、一部の方では皮疹治癒後にも痛みが残り、長期間疼痛が続く場合があり、これを帯状疱疹後神経痛と呼ばれています。
※疼痛(とうつう)とは、ずきずきとうずくように痛むこと。

原因

小児期に罹患した水ぼうそうの原因となる水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)は、神経節内に潜伏感染しています。このウイルスが何らかの免疫力が低下する誘因(疲労・日光照射・悪性腫瘍合併など)で、再活性化することで神経節内にて増殖し、発症するのが原因です。

治療方法

皮疹や痛みの程度によって以下のような治療を行います。

■抗ウイルス薬の内服・点滴
早期に開始することが大切です。そのため重症なものは、近隣の病院にて入院加療を提案させていただきます。

鎮痛剤の内服
痛みが強い場合は痛み止めの内服を行います。

ビタミン剤(ビタミンB12:メコバラミン)の内服
神経の損傷を回復し、痛みを緩和する作用があります。

ペインクリニック
痛みが強い場合はペインクリニックに紹介してブロック注射などを行うことがあります。
※痛み(=ペイン)を専門に治療する診療科のことです。

事前に発症予防しませんか?

帯状疱疹の発症予防のワクチン説明はこちらをご覧ください。

生活上の注意点

・痛みを軽快させるため痛いところを温めるようにしましょう。

・ストレスや過労は、悪化の原因となりますので睡眠と栄養を十分にとり安静にしましょう。

・水ぼうそうにかかったことのある大人には感染しませんが、抵抗力のない病人や水ぼうそうにまだかかったことのない子供には感染しますので接触を避けて下さい。

・シャワーや入浴はしてもかまいません。

治療を受ける上での注意点

特記事項なし

治療を受けることが難しい方

特記事項なし

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9:00-18:00
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