稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)

稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)とは?

稗粒腫1
稗粒腫2

稗粒腫(milium)は、皮膚表面のすぐ下に角質(ケラチン)が袋状にたまることで生じる、1~2mmほどの小さな白いできものです。
特に目の下やまぶた、頬、こめかみなど皮膚の薄い部位に多く見られ、良性であり放置しても問題ありませんが、自然に消えることは少ないため美容的な悩みとしてご相談される方が多い皮膚疾患の一つです。
稗粒腫は原発性稗粒腫と、続発性稗粒腫に分けられるので以下でまとめています。

原発性稗粒腫の原因

特に外的刺激がなく自然に発生する稗粒腫です。子供や大人に見られ、特にまぶたの周囲や顔面に好発します。

角質の溜まり
 皮膚のターンオーバー(新陳代謝)の過程で、本来剥がれ落ちるはずの角質が、何らかの理由で表皮内に閉じ込められてしまい、袋状にたまることで発生します。

毛包や汗腺由来の角化異常
 近年の皮膚科研究では、稗粒腫は毛包や汗腺開口部付近で起こる角化異常が関与していると報告されています。

遺伝的素因や体質も関与か
 一部の方では体質的に稗粒腫ができやすい傾向があり、はっきりした誘因がないにもかかわらず繰り返すケースもあります。

続発性稗粒腫の原因

皮膚の炎症や外傷、医療行為などの皮膚ダメージ後に生じる稗粒腫です。

・火傷・擦り傷・外科的手術や処置の後
 皮膚が損傷を受けて治癒する過程で、表皮内に角質が閉じ込められることがあります。特に、まぶた周囲の手術後に、稗粒腫が生じることがあります。

ピーリング・強いスキンケア製品の使用
 角質除去作用の強い化粧品などの使用後は、一時的に表皮のバリア機能が弱まり、稗粒腫が生じることがあります。

慢性皮膚疾患や長期ステロイド外用薬の使用
 角質の代謝異常や皮膚バリア障害を引き起こす疾患(例:水疱性疾患、アトピー性皮膚炎など)でも、稗粒腫が生じることがあります。

治療方法

稗粒腫は基本的に良性疾患ですが、自然に消えることは少ないため治療が必要です。

炭酸ガス(CO)レーザーや注射針で小切開し白色の内容物を排出させます。 

治療を受ける上での注意点

18歳未満の方でレーザー治療を受けられる場合、保護者様の承諾が必要になります。治療をご希望の場合は、初回時には保護者様に同伴していただき、親権者同意書に署名をいただきます。

まとめ

稗粒腫の原因は「自然発生する原発性」と「外的要因による続発性」に大きく分かれます。
日常的なスキンケア習慣や皮膚の状態、年齢などを総合的に評価する必要があります
稗粒腫は放置しても自然に消えることは少ないので、お悩みがある場合は皮膚科医による対応をおすすめいたします。

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